“プロレスリングマスター”武藤敬司(60)が、完全燃焼で現役を引退した。ラストマッチの相手に指名した新日本プロレスの内藤哲也(40)と対戦し、28分58秒にデスティーノ(変形リバースDDT)を決められて敗戦。その後は「やり残したことがある」と、解説席の「闘魂三銃士」の同期、蝶野正洋(59)を呼び込み、サプライズマッチを実現させた。ド派手な2連敗で約39年の集大成を飾り、“武藤劇場”は完結。「本当に幸せなプロレス生活だった」と充実感をにじませた。

1歳年上の同期、武藤の呼びかけに応じ、ゲスト解説の蝶野が引退マッチ2戦目の対戦相手を務めた。武藤から「蝶野! 俺と戦え!」と指名され、つえを持ってリングイン。脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)で8年以上も試合から遠ざかっていたが、元レフェリーのタイガー服部氏のもとでシングル対戦。黒い私服のままロックアップし、シャイニングケンカキックで倒すと必殺技のSTFで絞めてギブアップを奪った。蝶野は「オレのSTFはちゃんときまってなかった。何でギブアップしたんだろう。引退試合で2敗するなんて武藤さんらしい」と口にした。

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