プロボクシング前WBO世界フライ級王者で現WBO世界スーパーフライ級1位の中谷潤人(25=M.T)が沖縄合宿で上々のスタートを切った。

4日から沖縄・北谷町で元日本ミニマム級王者石沢開(26)ら同門の選手らとともに合宿を開始。中谷は「いい環境でしっかりスタートを切れました」と報告した。

この日午前、砂浜でのヨガで始動し、嘉手納基地周囲のコースを10キロ走ると、「天国への階段」と呼ばれる約250段の階段を3往復。4、5日は午前にフィジカル強化、午後に沖縄ワールドリングでスパーリングし、6日は午前、午後ともフィジカル強化練習を行う予定だという中谷は「天国への階段は250段以上あり、ハードな練習になりました。フィジカルトレーニングと本格的なスパーリングの2部練習は新しい試みですが足に疲労がたまった中でも動けるようにするのは試合にもつながると思います」と厳しいメニューにも前向きだ。

今春、海外で予定される同級2位アンドリュー・モロニー(32=オーストラリア)との同級王座決定戦を見据えている。中谷は「今回の合宿で次戦へ向けてしっかりスイッチを入れます」と気持ちを切り替えていた。