「負けたら終わり」。ヒロヤ(25=トライフォース赤坂)は、身を引く覚悟を示す。
「ここで負けたら、選手生命が終わり」。伊藤裕樹(26=ネックス)も、相当な覚悟を持っている。
RIZINデビューの下克上か-、はたまたTHE OUTSIDER(アウトサイダー)初代王者の貫禄勝ちか-。
約1カ月に及び、やり合ってきた2人がついに、天国か地獄の結末を迎える。話は、ヒロヤと同じ朝倉未来1年チャレンジ1期生の西谷大成が、先にRIZINデビューしたことに始まる。西谷は6月24日のRIZIN43で「怪物くん」こと鈴木博昭に敗北。「早すぎる」や「ブレイキングダウン上がりが」というアンチの声が届いた。その後、ヒロヤは「俺らは本当にもっとできるんで。自分が証明できれば、西谷くんもできるんだって思ってもらえるんじゃないか」と師匠の未来、そしてRIZINの榊原信行CEOに直訴。初陣の切符を手にした。
対戦相手が誰になるのか-。SNSでは、連日のようにファンが妄想を膨らませる中、伊藤に決定。すると、2人は今月5日に記者会見で対面し、いきなり火花を散らした。ヒロヤが「そんなに寝技とかもあんまり出来ないんだなと。自分でも全然ここは勝てるんじゃないかなと正直思います」と挑発すると、伊藤は「DEEPでもBreakingDownでも中堅以下の雑魚」とバカにするように笑った。すると、ヒロヤがぶち切れ、乱闘寸前に発展。伊藤の“口撃”は止まらず「朝倉未来の名前があるから、ここで組まれているじゃないかなと思います」と切り捨てた。
その後のSNSでも、けんかは止まらなかった。伊藤はツイッターで「コネで勝てる程、RIZIN甘くねぇからな ブレイキングダウンのザコ公開処刑します」「金魚のフン2号覚悟しとけよ」と完全になめきったコメントで挑発。ヒロヤは「ここで死んでもいい 死ぬ気でやる」と気持ちが入ったツイートを残した。
大会前日の公開計量でも、2人はフェイスオフで約16秒のにらみ合い。司会の鈴木アナから「ありがとうございます」という制止の声がかかっても、2人の“ガンの飛ばし合い”は止まることがなかった。危うく、その場で始まるのではないか、という雰囲気。まさに乱闘寸前だった。
最後に笑うのは?

