東洋太平洋ライト級王座決定12回戦が行われ、同級3位鈴木雅弘(28=角海老宝石)が新王者となった。同級4位ロルダン・アルデア(29=フィリピン)とベルトを懸けて拳を交え、右フック一発でダウンを奪取。1回1分22秒、レフェリーストップによるTKO勝ちでベルトをつかんだ。
昨年10月、敵地フィリピンで臨んだ同級王座決定戦は壮絶な打ち合いの末に引き分けていた。日本に舞台を移した決着戦で82秒殺の快勝劇。鈴木は「めちゃめちゃうれしい。(右フックは)うまく当たって打ち切れました。アルデア選手がいてくいれたから、この3カ月間、人間的にも成長できてうれしい」と満面の笑みで振り返った。
昨年10月のアルデアとの初対決後、進退を考えたという。20年に病気で倒れながらも体調回復した父辰雄さんにも今後を相談すると「やるだろ」と言われて後押しされ、現役続行の覚悟が決められた。プロ6連勝で日本スーパーライト級王座を獲得したが、当時病魔に倒れていた父には勇姿を見せられなかった。スタンドで応援してもらった22年2月の日本ライト級王座挑戦では9回TKO負け。やっと会場で応援してくれる父の前で王座戴冠をみせることができた。
鈴木は「(昨年10月からの)3カ月は長く感じましし、しんどかった。1回休んで次のことを考えたい。アイスを食べたい」と安堵(あんど)の笑み。24年の目標を問われると「チャンピオンなのでチャンピオンらしく。人間的にもチャンピオンでいようと思います」と口にしていた。

