プロボクシングIBF世界ミニマム級王者の重岡銀次朗(24=ワタナベ)が、地元熊本の名物グルメ“馬刺し”パワーで3連続KO防衛を目指す。

同級1位ペドロ・タドゥラン(27=フィリピン)との3度目の防衛戦(28日、滋賀ダイハツアリーナ)に備えて10日、東京・品川区の所属ジムで練習を公開。2回のスパーリングではフィリピンから招聘(しょうへい)したパートナーと強打の応酬を繰り広げた。

同じサウスポーの挑戦者タドゥランは16勝中12KO(4敗1分け)の好戦的な強打者。「1発で倒される可能性もある。その可能性をゼロに近づけるためにディフェンスもイメージをしながら練習している。フィジカルも強化してきた。スキのないボクシングで派手に倒したい」と、太くなった二の腕をさすった。

地元熊本の“名物”もエネルギーになっている。「おばあちゃんから馬刺しがいっぱい届いて。1キロくらい。2試合くらいから前から食べ始めて“おいしい”と言ったら、おばあちゃんが余るくらい送ってくれるようになった。大好きなんです。ありがたい」。減量中でもパワーは衰えず、体重もリミット(47・6キロ)まで残り5キロと順調に落ちている。

今回は元世界3階級制覇王者亀田興毅氏(37)が運営する興行「3250FIGHT Vol19大会」のメインイベント。その亀田氏は「この試合の後は統一戦も視野に入れて、防衛を続けながら、4団体統一もいけるんじゃないか」。このプランに重岡も「ミニマム級でできることは何でもやりたい」と大いに乗り気だった。【首藤正徳】