勝っても負けてもラストマッチというマジスカ小坂(29=KWORLD3)が完全決着の判定勝利で有終の美を飾った。今年2月に引き分けていた福浜統我(22=ディアマンテ)との58・0キロ契約体重6回戦に臨み、3-0の判定勝利を挙げた。この引退試合の勝利でファイトマネー倍増というボーナスも手にした小坂は「1試合目に最高の試合ができた」と清々しい笑顔をみせた。
試合開始とともに、ボディー攻撃を中心とした回転力のある連打で攻め続けた小坂は5回に福浜の左フックからの右ストレートを浴びてダウンを喫した。何とか立ち上がり、最終6回には前に出ながら打ち合って競り勝った。「もう引退なので悔いなく自分のスタミナを使い切ろうと思った。ダウンしても前に出て自分のスタイルを貫き通したことが(勝利に)つながった」と安堵(あんど)の笑みも浮かべた。
所属ジムの亀田大毅会長からダメージ蓄積などを理由にラストマッチとして設定された福浜との再戦だった。勝てばファイトマネー倍増、まければ対戦相手の福浜のトレードマークとなるパンチパーマをかけるとの条件が出ていた。パンチパーマも回避した小坂は「結構、良いパンチをもらって効きましたね。めっちゃいい試合になりました。最高の試合です」と感慨深げ。現役続行の意欲を問われると「マジスカ? 打ちつ打たれつなので…」と慎重な姿勢だった。【藤中栄二】

