日本スーパーウエルター級タイトルマッチ10回戦で、挑戦者の同級1位豊嶋亮太(29=帝拳)が新王者となった。4度目防衛戦だった同級王者出田裕一(40=三迫)に挑戦し、4回2分11秒、TKO勝利を収めた。序盤からプレッシャーをかけて左右フックをヒットさせ、手数も豊富に攻め続けた。
4回には連打で勝負をかけ、最後はロープ際に追い込み、連打したところでレフェリーストップ勝ち。豊嶋は「きつい試合になるのは覚悟していた。やる前から気持ちの勝負になると言っていたし、そう思っていた」と振り返った。
新人王を獲得した翌年、出田とはインストラクターの仕事で知り合い、リング外の交流も長かっただけに豊嶋は「出田さんをリスペクトし、全力でいったし気持ちはみせられた。気持ちをオンにしてどれぐらいいけるかだった。2回には左ボディーを効かせた手応えもあった。今日は勢いでいこうと思った」と何度もうなずいた。
ウエルター級で日本、東洋太平洋、WBOアジア・パシフィック王座を獲得してきた。そして日本王座の2階級制覇となった豊嶋は「ここで負けたら終わりぐらいの気持ちだった。再スタートする暇はないし、絶対に取ると思っていた」と背水の陣で臨んでいたと明かした。そして「この階級の世界にはバランスの良い、超テンポの早いファイター型が多い。負けずに進んでいきたい。この先に応援してくれるみんなを連れていきたい」と世界の道へ、決意を新たにしていた。【藤中栄二】

