第3試合のライト級(-170ポンド=約77.1キロ)MMAで、元同級王者青木真也(42)と1階級下げての試合となる元ウエルター級パンクラス王者の手塚裕之(35=ハイブリッドレスリング山田道場/TGFC)が対戦。手塚が2回28秒、パンチでTKO勝ちを果たした。

1回は青木がムエタイ流の肘などを放ちつつタックルからテイクダウンに成功。手塚にツイスター(上半身と下半身をそれぞれ逆方向にひねる技)を仕掛ける場面もあったが、極めきるまでには至らず。ガス欠となった2回に手塚の打撃に沈んだ。

試合後、会見場に現れた青木は「良い試合だったんじゃないの? 最高だったと思うよ。何の後悔もない。別に辞めるとも言わない。最高のプロレスができたんじゃないの? 20年格闘技やって、10年プロレスやって、最高のプロレスができたと思うよ、本当に」とうなずき、前日15日のフェイスオフで手塚を投げ飛ばして乱闘寸前になった場面から試合まで続く、一連の流れを振り返り「あれでPPV買ったヤツもいるだろうし、そういうことだな。今の格闘技選手は分かんないと思うけど、これが強さだから。勘違いしてもらっちゃ困るんだよ」などと“青木節”を全開にした。

青木はこれがONEでの最後の試合かと問われると「ギャラ次第だよ。ギャラが良ければやるよ。今回と同じだったらやってやるよ。でも、そういうもんじゃないだろうっていうのもあるし。ギャラ次第。割が良いな」と説明。手塚に向けたコメントを求められると「俺の、良い試合だっただろうって。誰(が相手)でも試合になっちゃうってことなんじゃないかな。俺がやれば。格闘技ファンとか格闘技マスコミには伝わんないと思うけど、俺が何言ってるか良く考えてください」と、逆に問いを投げかけた。

この試合では青木のセコンドにはケンドー・カシンと野村駿太がついた。青木は「1ラウンド終わった時に野村に『ああ疲れちゃったな』って言ったら、『まだいけます』って。いけるわけないだろって(笑い)。よく考えろ、お前じゃないんだよって」と野村に毒づき、「カシンは控室に戻ったら『もう一丁』って。またお前に金(セコンド代)払うのかって思って(笑い)。野村も『あっ、もう一丁』って。野村の遠征費を払うために俺が試合してんじゃねえんだよって」と笑いながら話した。なんだかんだ言いつつも青木は笑顔で会見場を後にした。