16日に東京・有明アリーナで開催された格闘技イベント「ONE173」で、ヌンスリン・チョー・ケットウィナー(タイ)に勝利して初代ONEアトム級ムエタイ世界王者となった吉成名高(24=エイワスポーツジム)が都内で記者会見に臨み、将来的なキックボクシングルールへの挑戦を明言した。
名高は今後の見通しについて「防衛することでベルトの価値を高められると思いますし、自分は1度、2度、3度ぐらい防衛したいなと思っています。そこからはONEの中でもいろんなチャレンジができると思う。なかなか相手がいなくなったら階級を上げて、キャッチウエートで上の階級の選手と試合っていうのも面白いですし。タワンチャイ選手、スーパーボン選手のように、キックルールにもチャレンジしていくのがすごく自分の中ではワクワクするなと。モチベーションも上がっていくと思う」と説明。
続けて「ムエタイの強さを証明するためにタワンチャイ選手やスーパーボン選手がキックにチャレンジしていると思うんですけど、もっとムエタイってすごいなって思ってもらえる機会にもなると思うんで。自分はやっぱりムエタイが1番強いと思っているので」とムエタイの強さを示すためのキックルール挑戦だと述べた。
名高はこの日、珍しく左目の下を青黒く腫らして登場。「(相手の)肘でちょっと腫れちゃったんです。僕ちょっと当たっただけですぐ腫れちゃうので、かすることすら許さないぐらいのディフェンス力をもっとつけなきゃなと。今回の試合は2発ぐらい顔にもらっちゃったんで」と話し、逆に顔に2発しか攻撃をもらわなかったとメディアを驚かせた。
「ONE173」で日本代表として“共闘”した武尊が次戦での引退を表明。中学生のころ、新生K-1の旗揚げ戦を観戦に行き、武尊のKO勝利に感動したという名高は「武尊選手に甘えているじゃないですけど、武尊選手の後ろでっていう気持ちが、正直今も持ってるぐらい。ただ武尊選手が引退をされるってことは次の世代が受け継いでいかなきゃいけないものだと思う。武尊選手の引っ張ってきた、野蛮な格闘技というよりしっかりとしたスポーツマンの格闘技というものを僕もすごく大事にしているので。相手選手へのリスペクトだったり、周りの皆さんへの感謝というものを体現できるような選手になって、カリスマと呼ばれるような選手になりたい」と武尊の“後継”に名乗りを上げていた。

