<プロボクシング全日本新人王決勝戦:スーパーフェザー級5回戦>◇22日◇東京・後楽園ホール

 三瓶数馬(18=協栄)が技能賞に輝き、名門協栄ジムに期待のホープ誕生だ。

 藤本翔平(24=中日)に対して、初回から優位に試合を進めた。2回に右フックのカウンターで鮮やかなダウンを奪う。さらに連打を浴びせて、2回1分22秒KO勝ちした。協栄ジムは3人が東日本を制したが、ライトフライ級前川龍斗(17)が減量に失敗で棄権し、ミニマム級若原義政(31)が2回KO負けした。最後のとりでに「プレッシャーがあった。自信はなかったけど、技能賞がほしかった」と目を細めた。高1からプロボクサーを目指し、空手から転向した。「確実に力をつけて、日本王者になりたい」と話した。