新十両の白鷹山(23=高田川)が初白星を挙げた。朝弁慶の右上手投げに残り、いなすように突き落とした。

 「ようやく白星が出てホッとしました。明日から、これでもっと体が動くと思います」。全く前に出られなかった初日から、調子は日に日に上がってきた。「今日も前に押し込めなかったけど、のけ反らずに相撲がとれた。それがでかいです」。

 師匠の高田川親方(元関脇安芸乃島)から、新十両ではケガをしやすいので、その点に注意するよう言われている。「ケガをしない相撲が、1番力の出る相撲。その人の体に合った動きができているということです。(ケガに泣いてきた兄弟子)竜電関も前に出て、そう(けがしないように)なったので」。よりいい形での白星を求めて、4日目以降に目を向けていた。