大相撲九州場所(11日初日、福岡国際センター)を前に、出羽海部屋と春日野部屋の合同稽古が1日、福岡・新宮町の出羽海部屋で始まり、大関栃ノ心(31=春日野)と関脇御嶽海(25=出羽海)が熱のこもった三番稽古を繰り広げた。

栃ノ心が「もう一丁!」と掛け声を続けて引っ張り、番数は17番。内訳は栃ノ心の12勝5敗だった。締めのぶつかり稽古では互いに胸を出して、かわいがり、ともに砂まみれになった。

2人が約20分間もぶつかり合うのは、珍しい。栃ノ心は「師匠(春日野親方)に“御嶽海とデートしてこい”と言われてね」。先場所はかど番脱出したものの、右足親指付け根の負傷もあって苦しんだ。しかし、現在は体調良好。28日に終了した秋巡業は24日間すべてで土俵に上がり、体をいじめた。「巡業もしっかりやって、調子いい。御嶽海もよく動いてたね」。今場所の目標は、初場所以来2度目の賜杯を目指し、優勝争いに絡むこと。右四つ→寄り切りの必勝パターンを何度も決めて、満足そうだった。

一方の御嶽海も「番数は大関任せでしたけど、こっちも気合入ってたんでね。時間も気にならなかった。こういう稽古を挟んでいくと、心身ともに上がってきます」。5勝中4勝は後半の9番で挙げるなど、課題? のスタミナ不足解消と思いきや「スタミナは元々あります!」。先場所は9勝止まり。大関とりの目安とされる「三役で直近3場所33勝」に届く11勝以上を逃したが、今場所11勝なら「同33勝」。再挑戦の大関とりへ、気合十分だった。