日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)は初場所10日目の19日、九重部屋で新たに力士ら5人が新型コロナウイルスに感染したことを明らかにした。

場所直前のPCR検査で陽性と診断された千代翔馬、千代鳳ら4人と、18日に陽性が判明した師匠の九重親方(元大関千代大海)ら5人を加えて、計14人が感染したことになる。

18日、19日にかけて感染した10人の内訳は九重親方、幕下以下の力士8人、行司1人。その中で症状が強い4人が入院したという。芝田山広報部長は「師匠も鼻水などの症状(がある)。(入院の判断は)症状が出ている者、基礎疾患のある者、専門家の先生が判断して。他の感染の者は部屋の中で陰性の者とは隔離しながら生活している。全員入院じゃない。症状の軽い人は部屋にいる」と説明した。