大相撲で関取衆2番目の年長、ブルガリア出身の前頭碧山(春日野)が19日、37歳の誕生日を迎えた。名古屋場所(7月9日初日、ドルフィンズアリーナ)に向けて、都内の部屋で稽古後に取材に応じ「まずは(37歳の)1年間、ケガなく元気に相撲を取りたい。できれば幕内でね」と、笑顔で37歳の誓いを立てた。関取衆最年長38歳7カ月の前頭玉鷲が、初土俵以来、無休で現役を続ける姿に「本当に元気だから」と、刺激を受けている様子だ。
東前頭12枚目で臨んだ5月の夏場所は、5勝10敗に終わった。それでも4連敗で迎えた、前頭北勝富士との千秋楽に勝ったことで「幕内に残るかもしれない。残ったら勝ち越しを目指して頑張りたい」と、来場所へのやる気はみなぎっている。千秋楽に敗れて11敗目を喫していれば、十両陥落の可能性が高まっていた。18年春場所以来、5年以上続けて在位している幕内残留の可能性は上昇。何よりも連敗を止めて夏場所を終えたことで、悪い流れを断ち切ることができたと感じている。
誕生日のこの日は、知人らからプレゼントを贈られていた。特に楽しみにしていた桃のゼリーは、稽古後のちゃんこの締めに選び「おいしい!」と、笑顔で舌鼓を打った。37歳を迎え「最近はあんまり食べられなくなった」という。これまで体重は、195~200キロのことが多かったが「今は181キロ。最近は180~185キロ」と、ベスト体重には15キロほど届いていない。現在の好物は「煮物」と、真っ先に答えるほど、健康的な日本食が舌になじんでいる様子。それでも得意な料理の腕をふるい、全て自作のレアチーズケーキ&ブルーベリーソースなどを作って、体重減を抑える努力を怠っていない。
「疲れは抜けなくなってきたけど、少し前と違ってケアもできるから、あとは気持ちをしっかりと持って名古屋場所に臨みたい」。コロナ禍では、治療などのための外出も自粛していたが、従来の生活を取り戻し、体の調子も上がっているという。今月も埼玉・入間市で行われた10日間の部屋合宿で「受け止めて残すのも、いい稽古になる」と、積極的に若い衆に胸を出した。来場所は3場所ぶりの勝ち越し、さらには7場所ぶりの2桁白星を目指していく。

