7日目終了時点で、十両優勝争いの先頭に並んでいた西十両筆頭の阿武剋(24=阿武松)だったが、この日復帰した尊富士に完敗した。立ち合いで左を差して相手の出足を組み止めた。だが、すぐに巻き替えられ、もろ差しを許して両まわしを引かれると、その後は一方的に寄り切られた。十両優勝争いは、1敗の獅司を1差で追う展開となった。

取組後は何度も唇をかみながら「(立ち合いで組み止め)そこで安心してしまった。すぐに攻めればよかった。一呼吸置いて、中に入られてしまった」と、休まず攻められなかったことを悔やんだ。尊富士とは大相撲で初顔合わせだったが、尊富士よりも1学年下で、自身が日体大、尊富士が日大時代に2度対戦し、1勝1敗だった。阿武剋は学生横綱に輝いたが、尊富士は学生時代、けがが続き、主なタイトルとは無縁。当時と比較して阿武剋は「全然違った」と、各段に力強くなったと感じていた。2敗に後退したが「明日からまた頑張りたい。とりあえず、2桁を目指したい」と、新入幕、さらには十両優勝を目指していく。

【大相撲名古屋場所全取組結果】はこちら>>