三段目は西55枚目の伊波(23=尾上)が、時天嵐との全勝対決を上手投げで制した。「めちゃめちゃ緊張しました」と言い、初めての各段優勝に「めちゃめちゃうれしいです」と表情を緩ませた。

伊波は日大出身。相手の時天嵐は東農大出身で、大学時代から知っている。「大学の時はぶちかましてくる相撲だったのが、胸からくる相撲になっていた。自分は上手を取れたらと。勝つならその相撲しかなかった」と言った。

鹿児島・奄美で生まれ育った。本当は野球少年。しかし、諸事情でバドミントン部に在籍していたという。鹿児島商高で監督の熱心な誘いを受けて「やるつもりはなかった」相撲を始めた。189センチ、145キロの立派な体。相撲の技術は「得意は分からないんです。突き、押しを学んでいるんですが、上手を取る相撲の方が得意ですね」と伸びしろは十分だ。

序ノ口、序二段と6勝1敗に終わった。「あと1歩届かなかった。やっと連勝できたのが一番」。大器が順調の番付を上がり、来場所は幕下を確実にした。

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