幕内優勝4度の関脇貴景勝(28=常盤山)が21日、引退会見を開いた。今場所は「頸椎(けいつい)椎間板ヘルニア」で3日目から休場していた。28歳1カ月での引退は、平成以降の横綱・大関では最年少。今後は常盤山部屋の部屋付き親方として後進を指導する。

   ◇   ◇   ◇

貴景勝の父、佐藤一哉さんがここまでの奮闘をねぎらった。「親としてはよく頑張ったと思う。もっと早く辞めてほしいと願っていた」。首の負傷は幕下時代からという。立ち合いから思い切り当たることができなかった中で大関に上がり、30場所務めたことに誇りを持つ。「幕下の時に首をやって左半身不随で車いすや寝たきりになる可能性もあった。その中で努力で頑張ってきたのは『すごい』のひと言。1場所でも横綱になる姿を見たかったが、それがかなわなくてもよく頑張った。親として今はホッとした思いです」。

【関連記事はこちら】――>>貴景勝、武士のような義理堅さ 恩義忘れず師匠より前に出ない 質問無視にも後から「ごめんね」