兄弟子の無念は、自分が晴らす。西前頭11枚目の尊富士(25=伊勢ケ浜)が、快勝で優勝争いの有力候補をアピールした。

前頭琴勝峰の突っ張りにも動じず、立ち合いから前に出続けると、右四つに組み止めて寄り立てた。弓なりになってこらえていた相手を、最後は押し出し。前日4日目に初黒星を喫したが、引きずらずに1敗&トップとの1差をキープ。「スピードはよかった」と、休まず攻め続けて手応えを口にした。

前日は部屋の幕内7人全員が敗れた。この日も、自身の取組前までに出番の2人がともに黒星。嫌な流れを断ち切った。特に尊敬する兄弟子の照ノ富士は、この日から休場し「横綱が休場されたけど、自分ができることをやって、部屋を盛り上げられたら」と、番付最高位に代わって優勝争いに絡む決意。今場所は露払いで初めて横綱土俵入りも経験。「横綱がいたからできた経験。横綱に教えてもらって、ここまできたし、どんどん強くなりたい」。2度目の賜杯という、最高の報告をするつもりだ。

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