大相撲の横綱大の里(25=二所ノ関)が13日、盛岡市で行われた巡業の朝稽古で連続8番取り、6勝2敗と上々の仕上がりを披露した。
来場所の幕内復帰が濃厚な十両竜電、日体大で同期だった前頭阿武剋の順に指名し、それぞれと3勝1敗だった。勝った相撲は、持ち味の立ち合いからの圧力を生かした寄りや押しで圧倒。一方の敗れた2番は、竜電には低い姿勢で頭をつけられ、じっくり時間をかけられてから、まわしを引かれて寄り切られ、阿武剋には立ち合いから一気に押し出される完敗だった。
すでに相撲を取る稽古は10日から再開し、翌11日に続き、この日が3度目だった。「あまり良くはないと…。徐々にしっかりと、やっていきたいと思います」と、秋場所(9月14日初日、東京・両国国技館)は1カ月先だけに、まだ本調子ではない様子。ただ、8番取る中で、引く場面は1度もなかった。7月の名古屋場所で、新横綱としては歴代単独ワーストとなった金星4個配給の要因だった、引いてしまう悪癖修正への強い意思をにじませた。
竜電を指名した理由については「やりづらさとか。嫌なところをついてくるので。課題を持ってやっています。力も強いですし」と、まわしを取ると強さを発揮する、苦手なタイプへの課題克服に努めているためと明かした。「暑いので、体調管理をしっかりやっていきたい」と、自らに言い聞かせるように話していた。

