30日に65歳となる大嶽親方(元十両大竜)が、定年の記者会見に応じた。
先代師匠だった元関脇貴闘力が解雇処分を受け、大嶽部屋を継承したのは2010年7月。以来、大嶽親方が、部屋を守ってきた。この間、大鵬の孫、王鵬や夢道鵬を関取に育ててきた。「毎日、必死でしたからね。兄弟が来たからどうのこうのってはないですよね。大鵬さんの思いっていうのは、孫がこの部屋で入門して相撲を取ることだったと思う。ただ、ほかの若い人もいるので、兄弟を特別扱いできない。全員に一生懸命頑張ってほしいなって気持ちで、本当に毎日毎日やってきました」。
定年を迎えるため、29日付で熊ケ谷親方(元幕内玉飛鳥)と名跡を交換。新・大嶽親方に部屋を任せることが決まっている。
「2年前は、合併という方向で進んでいました。よくよく考えると、大鵬親方から『部屋を残してくれよ』と託されたのに、つぶしてはいけない。それから大嶽部屋を残すことに重きを置いた。二所ノ関一門の理事に全面的に相談にのってもらって、いいかたちで部屋を残すことができました」
新しい大嶽部屋については「新しい親方の部屋になる。新しい親方に全部お任せしたい」と、熊ケ谷親方に託した。部屋頭の王鵬には「心配してない。彼はどうやったら強くなるか分かっている。彼が変わってきたのは、下の者に指導してくれるようになったこと。安心しています」とした。
大嶽親方は名跡交換後、部屋付きの熊ケ谷親方として支えていく。参与として、日本相撲協会に残る。

