日本相撲協会は27日、九州場所(11月9日初日、福岡国際センター)の新番付を発表した。

新入幕から3場所目を迎える草野は、義ノ富士(よしのふじ、24=伊勢ケ浜)に改名した。昨年夏場所で初土俵を踏んでから9場所連続勝ち越し中。9月の秋場所は西前頭6枚目で8勝7敗とし、九州場所は自己最高位を更新する東前頭5枚目となった。

本名からの改名を提案した師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱照ノ富士)は「本人が強く、この『義』という漢字にこだわっていた。それと、伊勢ケ浜部屋伝統の『富士』を、私も守っていきたい思いがあったので。名前通り、義理人情を持った力士になってほしい」と説明した。

7月の名古屋場所で当時の草野が新入幕となった際、伊勢ケ浜親方は「今、(部屋を)継いだばかりなんでね、これからいろいろと考えていきたいなと思いますね」と話していた。

草野改め義ノ富士は学生横綱を獲得した日大時代、元横綱白鵬の先代宮城野親方にスカウトされ、角界入りを決断。宮城野部屋に入門するはずだったが、不祥事により部屋が伊勢ケ浜部屋預かりとなったため、伊勢ケ浜部屋からデビューしていた。

当時の宮城野部屋から転籍した伯桜鵬、炎鵬らは改名していない。

九州場所からの改名はほかに、西村改め竜鳳(りゅうほう、音羽山)がいる。朝翔(高砂)は、下の名を翔次から富登(とみと)に改名した。新十両の長村改め日向丸(木瀬)、五島改め藤凌駕(藤島)はともに、九州場所番付編成会議後に発表されていた。