日本相撲協会は27日、大相撲九州場所(11月9日初日、福岡国際センター)の新番付を発表した。

9月の秋場所を西十両筆頭で臨み、3連敗で締めながらも9勝6敗とした欧勝海が、新入幕を果たした。鳴戸部屋からは、前頭欧勝馬が新入幕した昨年夏場所以来、1年半ぶりの昇進となった。石川県出身としては、横綱大の里以来、戦後13人目の幕内力士誕生となった。大の里と同じ石川・津幡町出身。小学生のころから津幡町少年相撲教室では、1学年後輩の欧勝海は大の里の背中を追いかけ、同じ幕内力士となった。

東前頭15枚目に名を連ねた錦富士は、春場所以来、4場所ぶりの再入幕を飾った。西十両3枚目で臨んだ先場所は11勝4敗の好成績だった。その先場所は、同部屋の弟弟子で、唯一の青森県出身幕内力士だった尊富士が全休。青森県出身力士は、実に142年もの間、絶えず幕内に在位していたが、その歴史が途切れそうになっていた。尊富士の十両陥落が確実な状況で、同じく青森県出身の錦富士は、千秋楽まで十両で自力優勝の可能性を残す活躍。尊富士と入れ替わる形で、青森県出身力士の幕内在位142年の歴史を守った。

また、新入幕の名古屋場所で優勝争いに加わった草野が、義ノ富士に改名し、自己最高位の東前頭5枚目に番付を上げた。同じく自己最高位の東前頭筆頭に番付を上げた同部屋の伯桜鵬とともに、新三役を目指す。先場所、1勝14敗と苦しんだ豪ノ山は、10枚番付を下げて東前頭13枚目となった。千代翔馬は十両1場所で、再入幕を果たした。