東前頭4枚目の玉鷲(片男波)が、40歳最後の取組で金星目前まで迫ったが、わずかに届かなかった。
横綱豊昇龍を懐に入れず、押し返し続けると、距離が空いたところで膠着(こうちゃく)状態となった。互いに一定の距離を保って見合う格好となったが、玉鷲が先に動いて組み止められると、そこから一気に寄り切られた。41歳の誕生日を迎える16日を前に、前祝いとはならなかった。
取組後は「やっぱり横綱。こっちも必死で前に出ようとして、グルグル(土俵を)回ったけど…。最後はもうちょっと、脇を締めて当たればよかった。ぶつかり(稽古)みたいに」と、大の里-宇良の結びの一番を待って引き揚げても、まだ絶え絶えの呼吸を整えながら話した。
8日目の16日は、再び最年長金星を更新するチャンスとなる大の里戦が組まれた。「気持ちは全然負けていない」と、41歳最初の取組で、金星を獲得する意欲に満ちあふれていた。

