[ 2014年7月6日8時0分

 紙面から ]ドリブルを止められるベンゼマ(左)(撮影・PNP)<W杯:ドイツ1-0フランス>◇準々決勝◇4日◇リオデジャネイロ

 フランスの青いユニホームが、次々と緑のピッチに倒れ込んだ。後半ロスタイムにFWカリム・ベンゼマ(26=Rマドリード)が、途中出場のFWジルーとのパス交換でDFラインの裏に抜け出した。しかし、力強く放った左足シュートもドイツGKノイアーに右手1本で好セーブされた。両チームを通じて最多7本のシュートを放ち、6本が枠内と精度は高かったが、大会屈指のGKに阻まれた。

 デシャン監督は終盤、ジルーやFWレミら前線の選手を次々に投入したが、無得点。06年ドイツ大会以来、2大会ぶりの準決勝進出はかなわなかった。

 今大会チーム内の規律を重んじ、素行の悪いMFナスリをメンバーから外した。さらに、絶対的なエースのFWリベリが腰を痛めて離脱。6人で10得点とチーム力で勝ち上がってきたが「両チームに大きな差はなかった。細かい部分の質を高めないといけない。ドイツは経験豊富で、このような大きな大会に慣れていた」と振り返った。

 前回南アフリカ大会では、練習ボイコットなど内紛で自滅して1次リーグ敗退に終わった。今大会は、新生レ・ブルーで8強まで勝ち上がった。ベンゼマは「ここまで来られてうれしい。次の大会でリベンジしたい」。主将のGKロリスも「今大会が明るい未来の始まりになるといい」と話した。2度目の優勝へ、もうスタートしている。