NMB48の主力メンバー矢倉楓子(21)が4日、大阪・オリックス劇場で卒業コンサートを行い、ライバル白間美瑠(20)からの手紙に号泣した。

 ともに次世代エース候補として、14年発売のシングル「らしくない」で、ダブルセンターを務めたのが矢倉と白間だった。

 白間は「互いにはっきり言わなくても、意識をする空気はあった。同じチームで、元気がないときがあって、私は気付いていたのに、声をかけられなかった。ふぅちゃん、大好きなのに、ごめんね」。涙ながらにメッセージを読み上げた。

 これに矢倉は「うえーん」「うえーん」と、声に出して号泣。「まさか美瑠に泣かされるとは」と言いながら、今度は白間まで「うわーん」とこちらも言葉にして抱き合って、涙、涙。2人であいさつを続けたものの、言葉が聞き取れず、キャプテン山本彩(24)は「あの~、どっちもめっちゃ泣くっていう…新しい構図やな」。ぼうぜんとしながらも、公演を仕切りに入った。

 コンサートでは、矢倉が中心になって、約2時間半、30曲を熱唱。チームM時代の思い出のセンター曲「アイドルの夜明け」で幕を開け、矢倉は冒頭から汗だく。

 「今日は笑顔でいっぱいのコンサーにできたらいいなと思って。みんなで盛り上がりたい」と言い、ダンサブルなセクシー曲「HA!」では、山本とダブルセンターを務めるなど、ラストステージを満喫していた。

 矢倉は今月10日、NMB48劇場での卒業公演を予定している。