NGT48北原里英(26)が18日、新潟市のNGT48劇場で卒業公演を行い、約10年間のアイドル人生に終止符を打った。このほど、北原と同学年で仲が良い、元AKB48グループ総監督の高橋みなみ(27)が日刊スポーツの取材に応じ、節目を迎えた“友人”にエールを送った。

      ◇       ◇

 08年3月1日に、AKB48の5期生としてデビューしてから3701日。北原が、アイドルを卒業した。グループでは先輩だったが、同学年で今でも食事に出掛けることも多い高橋は、北原について「里英ちゃんはいっぱい努力をしてきたけど、苦労もいっぱいしてきた友人です」という。

 AKB48とSKE48を兼任し、恋愛禁止のアイドルながら男性との共同生活を送るフジテレビ系「テラスハウス」に出演と、多忙な日々を送る当時の北原を「あのときはパンクしてました」と、苦労も含めてそばで見詰めてきた。AKB48の選抜メンバーからも漏れる中、15年に創設されたNGT48への移籍は、高橋からも転機に見えたという。

 高橋 ご飯に行っても、どうやったらグループがうまくいくかという話に必ずなるし、とにかく『新潟ファースト』。新潟の皆さんもメンバーも、里英ちゃんを必要として、本人も実になっていると実感できていたんだと思います。

 北原は卒業後、女優業を本格化させる。「卒業すると、握手会がなくなる分、ファンの方との距離ができる寂しさがある。でも愛知、東京、新潟と3つも帰る所があるのはものすごい強み。女優として飛躍していく姿を楽しみにしています」とエールを送った。