11月4日に卒業公演を控えるNMB48の山本彩(25)は、レギュラー出演しているカンテレ「NMBとまなぶくん」(金曜深夜=関西ローカル)を、16日放送分(深夜0時57分)で卒業することになり、同局が10月31日、発表した。

番組は、NMB48メンバーが「学校では教えてくれない」「いまさら恥ずかしくて聞けない」さまざまな物事を授業形式で学ぶバラエティー。今回は、動物ライターで「ざんねんないきもの事典」の著者である丸山貴史氏を特別講師に迎え、「ざんねんないきもの」が紹介される。

山本は、13年4月の初回放送から番組を支えており、今回の収録では、特別ホームルームを実施。約5年半にわたる山本の番組での活躍をVTRで振り返り、担任役のお笑いコンビ「かまいたち」の山内健司から山本へ卒業証書が授与される。

最後の収録を終えた山本は、これまで番組を卒業していくメンバーを見ていて「絶対、寂しいやろうなって思ってた」と明かし「一番(卒業して)来られなくなって寂しい現場は『まなぶくん』。本当にすごい寂しいですけど、番組として本当に純粋にすごい好きなので、自分がいなくても楽しみだなと思います」と番組への思いを話した。

バラエティーやライブのMCなどで「めちゃくちゃ引っ張っていってくれている」と評価した渋谷凪咲(22)に「これからのNMB48の面白い要素やバラエティーな要素は、凪ちゃんの力がすごく大きいんじゃないかなと思いますね」と期待を寄せた。

自身の今後については「たくさんあるんですけど、まずは全国ツアー。すごい計画的なんですけど、人生設計としてはNMB48で立ったステージには全部立って、アリーナツアーもやって。グループでも立てなかったドームとかそういう大規模な場所で、時間がかかっても、ライブをできるようなアーティストになりたい」。アイドルではなかなかできなかった、自らのルーツである「ビジュアルの音楽」をやりたいとも話し「そういうジャンルの方々にも知ってもらえるような、フェスやイベントとかにも出てみたい」と意気込みを語った。

同番組に対しては「私もメンバーではなくなるんですけど、自分でみんなに何か伝えられるものがあるなら、それを極めて講師として携われたらいいなって思っている」とアーティストとして恩返ししたいとコメントした。