SKE48からの卒業を発表した秦佐和子(24)が29日、名古屋のSKE48劇場で、自身最後の劇場公演に出演した。4月の日本ガイシホール公演、日本武道館公演にも出ないため、この日が最後のステージとなった。自身初のオリジナル曲「Nice

 to

 meet

 you!」では、佐藤実絵子(26)らが涙ぐむメンバーとは対照的に、気丈に笑顔を見せていた。アンコールの「掌が語ること」では、同期の矢方美紀(20)と顔を合わせ、目を潤ませながらも、涙を流すことなくステージを降りた。

 秦は7日に、声優という夢をかなえるため卒業を発表した。5月6日に名古屋で行われる握手会が、SKE48としての最後の活動となる。メンバーから贈られた花束を手に「夢は声優になること。それなのに、こうしてSKEとして長い間、舞台に立たせていただきました。これから自分にできることは、必ず夢をかなえること。この3年半を必ず生かして、声優の仕事を長く続けることだと思います」と、ファンに別れを告げた。

 この日のチームK2はフルメンバーがそろい、秦の門出を祝福した。小木曽汐莉(20)は「夢への道を応援し続けたい」とエールを送った。