「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」に主演するエディ・レッドメインと、共演のジェシカ・ウィリアムズがプロモーションのため来日し、新型コロナウイルスの感染拡大が始まって以降初となる、ハリウッドの大作映画に出演するスターの来日が実現しました。

「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」来日記念パーティーで。左からジェシカ・ウィリアムズ、エディ・レッドメイン、声優宮野真守(22年4月撮影)
「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」来日記念パーティーで。左からジェシカ・ウィリアムズ、エディ・レッドメイン、声優宮野真守(22年4月撮影)

コロナ禍で2年以上にわたって止まっていたスターの来日復活は、日本の業界関係者やファンにとって大きな喜びとなったことでしょう。ここロサンゼルスでは、大作映画のプレミア上映やイベントはすでに完全復活しており、レッドカーペットに大勢の人が集まるおなじみの光景も戻っていますが、日本もようやく厳しい水際対策が緩和されたことで訪日しやすくなり、大作映画の公開が続くこれから夏に向けて大きな1歩となったことでしょう。

音楽界でも9月にはレディー・ガガ、11月にはジャスティン・ビーバーが来日公演を行うことが発表されていますが、今後大物スターの来日が期待できそうなハリウッド映画をチェックしてみました。

■「トップガン マーヴェリック」

トム・クルーズの出世作として知られる1986年公開の「トップガン」の36年ぶりとなる続編が、5月27日に日米同時公開されます。

2020年夏公開予定だった「トップガン マーヴェリック」は、コロナ禍で幾度となく公開が延期され、3年越しでの公開となるだけに世界各地を回る大々的なプロモーションツアーを行う可能性が高く、実現すればクルーズの来日もあるかもしれません。

「ミッション:インポッシブル/フォールアウト」の来日会見で手を振るトム・クルーズ(18年7月撮影)
「ミッション:インポッシブル/フォールアウト」の来日会見で手を振るトム・クルーズ(18年7月撮影)

親日家として知られるクルーズは、これまで23回の来日経験があり、前回の「ミッション:インポッシブル/フォールアウト」(18年)から4年ぶり24回目の来日を期待する声が高まっています。

■「ソー:ラブ&サンダー」

7月8日に公開を控えているのが、「マイティ・ソー」シリーズ第4弾「ソー:ラブ&サンダー」です。「アベンジャー」シリーズを始め世界的大ヒット作を生み出してきたマーベル・スタジオの新作だけに、公開を心待ちにするファンも多いことでしょう。

ナタリー・ポートマン演じるソーの恋人役ジェーン・フォスターが、女性版ソーとして登場するポスターも公開されており、悪役を演じるクリスチャン・ベールら豪華キャストの来日が実現すれば大いに盛り上がりそうです。ソー役のクリス・ヘムズワースは、シリーズ第2弾「マイティ・ソー/ダーク・ワールド」(13年)のプロモーションで初来日しており、19年には東京コミコンにも参加しています。

また、マーベル・スタジオからは5月4日にベネディクト・カンバーバッチ主演の「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」も公開を控えています。

■「ジュラシック・ワールド/新たなる支配者」

「ジュラシック・パーク」から始まり、「ジュラシック・ワールド」へと続いたシリーズは、7月29日に日本公開される最新作「ジュラシック・ワールド/新たなる支配者」が完結編となります。累計5000億円を超える世界興行収入を記録する世界的ヒットシリーズの最終章だけに、主演のクリス・プラットをはじめとするキャストの来日も期待したいところです。

前作「ジュラシック・ワールド/炎の王国」(18年)ではプラットをはじめ、ブライス・ダラス・ハワードやコリン・トレボロウ監督らが来日しており、実現すれば2作品連続4年ぶりの来日となります。

【千歳香奈子】(ニッカンスポーツ・コム/芸能コラム「ハリウッド直送便」)