ミュージカル専門誌「ミュージカル」恒例の2025年に上演された作品のミュージカルベスト10が最新の3・4月号で発表されました。演劇ジャーナリスト、評論家など21人によるアンケート投票を集計したもので、私も参加しました。
作品ベスト10では、第1位は劇団四季の「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で、私も1位に投票しました。ちなみに2位以下は<2>SIX<3>ケイン&アベル<4>ある男<5>昭和元禄落語心中でした。「バック-」は人気SF映画の世界観を見事に舞台で再現し、デロリアンのタイム・ワープ場面などにはワクワクしました。1位に押したのは21人中8人と、最多でした。四季は新作の上演がなかった23年を除き、2019年「パリとアメリカ人」、20年「ロボット・イン・ザ・ガーデン」、21年「アナと雪の女王」、22年「バケモノの子」、24年「ゴースト&レディ」で1位を獲得しています。再演1位は「エリザベート」でした。
男優部門は井上芳雄がトップで、女優部門は「エリザベート」に主演した望海風斗が1位でした。2位は「エリザベート」で望海とダブルキャストだった宝塚時代の同期生でもある明日海りお、3位には文学座に所属するsaraが入りました。「梨泰院クラス」「Once」に出演したsaraは24年の32位から大躍進です。望海は22年に「ネクスト・トゥ・ノーマル」、23年は「ドリームガールズ」、24年は「イザボー」で1位になっており、4年連続の快挙です。今年は6月にスペインのラブコメ映画をもとにしたミュージカル「神経衰弱ぎりぎりの女たち」に主演しますが、5年連続のトップはあるのでしょうか。【林尚之】(ニッカンスポーツ・コム/芸能コラム「舞台雑話」)




