光線の揺らめき、手で水を切る感覚…最新の3D映像は、まるで海中に引きずり込まれるような感覚だ。
海洋冒険家への憧れを公言しているジェームズ・キャメロン監督が、その代表作「アバター」の舞台を森から海に移して撮った13年ぶりの続編である。
神秘の星パンドラに生息する異形の海洋生物たち。巨大「クジラ」が群れで現れ、海の部族を乗せて水中から空まで飛ぶ「海竜」もいる。今回もキャメロン監督は製作費青天井のやりたい放題だ。キャストたちにも猛特訓、ワンカットで2分近く続く、水中アクションに文字通り息をのむ。
前作からの主人公、元海兵隊員のジェイク(サム・ワーシントン)は、家族とともに安住の地を求めて、海の部族のもとに身を寄せる。が、ここにも敵役の人間たちが襲いかかる。「捕鯨軍団」のゲンゴロウ形状の乗り物も凝っている。前作や「エイリアン2」で見たような戦闘シーンがグレードアップし、湯水のように視覚を覆い尽くす。
そして、ジェイクの妻ネイティリ(ゾーイ・サルダナ)が今回も熱い。最強戦士ぶりが思いっきり留飲を下げてくれる。3時間10分はあっという間だ。【相原斎】
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