今年のホリプロスカウトキャラバンでグランプリを獲得した木下彩音(15)が14日、東京・江東区で行われた「ザ・コーポレートゲームズ東京2015」に出場した。

 昨年から始まった市民参加型のスポーツイベントで、木下は所属するホリプロの一員として、リレー形式のハーフマラソンに参加。第1走者を任され、3キロを完走した。トラックを2周した後、トラック外に出るコースだったが、「トラック2周で終わりかと思った」と勘違い。「最初にぐあ~っと走っちゃって、最後の方は疲れちゃいました」と、おっちょこちょいな一面を見せた。

 イベントのルールは、チームがおそろいのTシャツやユニホームを着ること。事務所のTシャツは、木下が大好きなピンク色。「テンションが上がりました」と笑顔で走った。スカウトキャラバンで使っていたスニーカーも用意するなど、験担ぎも万全だった。

 9月にグランプリを獲得して、約2カ月がたった。最近は週1回ペースで、地元の京都と東京を往復する生活を送っている。この日は朝4時半起きで上京し、イベントに参加。その後はオーディションを受け、日帰りするというハードスケジュールだが、「オーディションがうまくいくように、ここ(リレーマラソン)もバシッと決めたい」と意欲的だった。

 今週発売の週刊ヤングマガジンでは初めて雑誌の表紙を飾り、23日発売の女性ファッション誌「Ray」ではモデルデビューもする。露出も増え、通っている高校では「しゃべったことのない人から話し掛けられることも増えた」という。今後は事務所の先輩石原さとみ(28)のような女優になることが目標。まだ会ったことはなく、「いつか私がしっかりした人間になったら、会いに行きたいです」と謙虚に話していた。