乃木坂46卒業および芸能界引退を発表した橋本奈々未(23)が、引退を決意した理由は「弟の学費」にめどがついたからだと明かし、結婚説についてはあらためて否定した。

 橋本は30日深夜放送のテレビ東京系「乃木坂工事中」で司会のバナナマンにグループ卒業と芸能界引退を報告した。

 「多趣味で、色んな事に興味あるんですけど、自分が表に立ってというよりはどちらかというと裏、と言いますか、誰かをサポートするお仕事の方が自分の性格には合ってるんじゃないか」という橋本。もともと芸能界に入ったのは金銭的な理由から。「めっちゃ貧乏だったんですよ。水道止まる、ガス止まる、みたいな。実家が。それでもなんとか1人目(の子ども)だから色々してくれたんですけど、弟まで回る余裕があるのかって。私のせいで……弟は男の子だし。それで、なんとかしなきゃって」と話しながら、苦しかった当時を思い出したのか、大粒の涙をこぼした。

 しかし弟の学費にもめどがたったという。「弟も大学にちゃんと行けて。今、1年なんですけど彼も勉強をちゃんと頑張ってくれて、学費免除になったんですよ。あと4年あるけど、勉強さえ頑張ってくれたら大丈夫」と話し、安堵の表情を浮かべた。

 また、母親からの手紙も引退を決意するきっかけになったようだ。「去年、(卒業を)意識し始めたときに母親から手紙が来て。いつもはお米とか送ってくれるんですけど、そのときはただ手紙だけ便箋3、4枚が入っていて。読んだら『今までごめんね、無理しないで、好きなことをしてください。弟もだいぶ自立してきたし、私も私で生活できるから』って」。

 また、結婚説がささやかれていることは自身の耳にも入っているとのことだが、「結婚はしないです。大丈夫です。よっぽどいい人がいない限り」と否定。現在も「(相手は)いないです」としたが、将来的には「結婚はしたいです」と語った。