女優杉咲花(19)、俳優神木隆之介(24)が28日、大阪市内でアニメ映画「メアリと魔女の花」(米林宏昌監督、7月8日公開)のスペシャルトークイベントに出席した。

 7年に1度しか咲かない禁断の花「夜間飛行」を見つけた少女メアリが、一夜だけの不思議な力を手に入れ、大冒険する姿を描いたエンターテインメント作品。主人公・メアリを演じた杉咲は「まいど、おおきに!杉咲花やで~」と大阪弁であいさつ。メアリとともに冒険をする少年・ピーター役の神木も登場すると「おおきに!」。

 司会者からメアリの声優が決まったときの様子を聞かれると「NHKの食堂にいたときでした。『ギョ!』という声が出ました。食堂のみなさんは(私のギョ!に)驚かれていました。本当にうれしかった」と話した。

 演じているときは「神さまの声を想像しながらやりました」。神木のことを「神さま」と呼んでいることとを明かすと、司会者からの「神さま?」のツッコミに神木は「神さま」になりきり「いや~、人間界ってたいへんだね~」と声のトーンを変え、ノリノリで応じた。

 イベントには米林宏昌監督(43)も参加した。「借りぐらしのアリエッティ」(10年)などを手掛けた米林監督が14年にスタジオジブリ退社後に、新天地・スタジオポノックで手掛けた初の長編アニメ作品となる。米林監督は「杉咲さんは笑うとき『イヒヒッ』って笑うんです。なかなか『イヒヒッ』と笑う人はいない。イヒヒッを聞いたとき、メアリ役はうまくいくと思った」と笑顔で話した。

 トークイベントの模様はFM802(大阪市)の番組「on-air with TACTY IN THE MORNING」で7月3日に放送予定。