原田悠里(62)ら女性演歌歌手8人が1日、埼玉・草加市の草加市文化会館で、チャリティーコンサート「第2回 唄と踊りの祭典」を行った。

 レコード会社や所属事務所の垣根を越え、児童福祉支援のために8人が参集。約2時間半にわたって、それぞれの新曲やカバー曲など35曲を約1000人に披露した。

 原田は「シングルマザーのご苦労はよく分かります。子どもは国の宝。少しでも、児童福祉のお役に立てればうれしい。今日は精いっぱい歌います」とあいさつをした。

 昨年の第1回コンサートは、東日本大震災や熊本地への支援を目的に開催。2年連続で参加した岩本公水(42)は「来年以降も、この公演が続く限り協力をしたい」と話した。ほかに歌川二三子、北野まち子、小桜舞子、大城バネサ、工藤あやの、津吹みゆが参加。

 収益の一部と会場で行った募金は草加市に寄付する。

 工藤は先月17日、所属事務所アルデル・ジローの我妻忠義社長(享年77)が亡くなったばかり。「歌手デビューをする時に、曲が決まったのに事務所が決まっていなかった私に声をかけてくれたのが我妻社長でした。亡くなったことが今でも信じられない思いですが、これからは、タレントや社員が一丸となって何が何でも頑張っていきたい。そのためには、まずは自分が頑張ります」と恩人の死を悼んだ。