福山雅治(48)が31日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた主演映画「三度目の殺人」(是枝裕和監督、9月9日公開)完成披露舞台あいさつで、イタリアで8月30日に開幕する第74回ベネチア映画祭の最高賞・金獅子賞を争う、コンペティション部門への出品が決まったことを喜んだ。
福山は是枝監督の13年「そして父になる」に主演し、同作品がコンペティション部門に出品された世界3大映画祭の1つ、カンヌ映画祭に参加した経験を振り返り、同じく世界3大映画祭のベネチア映画祭への参加に強い意欲を見せた。
福山 監督とは2度目になるんですけど、「そして父になる」で初めて行った海外の映画祭で、レッドカーペットを歩いたこと自体なかった。上映後のスタンディングオベーションもそうでしたけど、何もかも初めての経験で…それがとても、全ていい経験だったので、また一緒に行けたら、またいい体験が出来るんだと。僕の中でも前回、カンヌに連れて行っていただいたことは、とても大きな出来事だったので、今回はもし行けたら、どんな景色が見えるのかな…もし行けたら、ですけど。ベネチア自体、行ったことがないです。
是枝監督にとって、ベネチア映画祭は、監督デビュー作「幻の光」を95年に出品し、金オゼッラ賞を受賞して以来22年ぶり2回目のコンペティション部門での出品となる。「1本目の作品で初めて訪れたのがベネチア。特別な映画祭。自分を世に出してくれた恩もありますし、22年ぶりに新しい作品を持って訪れることが出来る。自分が成長した姿を、少し、ベネチアの皆さんも見てくれるかなと思います」と喜んだ。
舞台あいさつには福山のほか、役所広司(61)、広瀬すず(19)、吉田鋼太郎(58)、斉藤由貴(50)、満島真之介(28)が登壇した。
「三度目の殺人」は、弁護士の重盛(福山)が、殺人の前科があった三隅(役所広司)が、解雇された工場の社長を殺し、火をつけた罪で起訴され、犯行を自供し、死刑はほぼ確実の中、弁護を担当することになり、どうにか無期懲役に持ちこむために調査を始めるところから物語が始まる。三隅の供述が、動機を含めて会う度に変わり、違和感を感じた重盛が調査を進める中、三隅と被害者の娘・咲江(広瀬)の接点が明らかになり、新たな事実が浮かび上がる。ホームドラマを描いてきた是枝監督にとって、長年、挑戦を考えていた初の法廷心理サスペンスだ。【村上幸将】



