今日13日初日の女優鈴木砂羽(44)が主演・初演出する舞台「結婚の条件」(東京・新宿シアターモリエール)で出演予定だった2人の女優が12日、降板を発表した。理由として土下座など「鈴木氏から人道にもとる数々の行為を受けた」と主張。一方、制作側はそれらの行為はなかったと否定し、鈴木は当惑しているとしている。開幕前日の舞台降板発表は異例で、関係者は混乱した。降板したのは元準ミス・インターナショナル日本代表の鳳恵弥(36)と築地のおかみも務める牧野美千子(52)。

 降板した2人は同じ芸能事務所に所属している。鳳は大学在学中の02年に準ミス・インターナショナルとなり、04年には北区つかこうへい劇団に入団。モデルだけでなく、女優としての活動を始め、ドラマ、映画、CMにも出演。08年にひとり芝居を企画・制作・主演。今年は舞台「こと~築地寿司物語~」に主演した。

 牧野美千子は実践女子大時代に「ミス実践」に選ばれ、モデルの活動を始めた。84年に特撮ドラマ「超電子バイオマン」のヒロインとして出演。その後、築地の商店のおかみ業に専念していたが昨年、舞台「こと」で本格復帰した。