佐藤美希(24)を取材した。モデルで女優、15年からは2代目「Jリーグ女子マネジャー」を務めている。

 スタジアムに足を運び、さまざまなメディアを通してその魅力を発信する活動をしているが、もともとサッカーが好きだったわけではないというから驚きだ。中学時代は柔道部だったという佐藤。「水泳や陸上などの個人競技ばかりやってきたので、球技は苦手意識があった」という。

 しかし、15年にJリーグ女子マネジャーに就任してからはファンになったといい、今では休日に友人とスタジアムに足を運ぶこともあるんだとか。「もっと早くJリーグの魅力に気づけていたら良かった」とまで話している。取材した日は、サッカー取材経験のあるスポーツ紙の記者らと、Jリーグについて会話が弾んでいた。

 もちろん、Jリーグだけが仕事ではない。現在は舞台「25年目の家族」に出演中。それでも忙しい日々の合間を縫って、移動時間に試合を見たり、ゴールシーンやハイライト動画などは必ずチェックするという。かなり勉強熱心で、「Jリーグ全54クラブ、何か聞かれたらすぐに答えられるようにならないとダメ」と目標は高い。

 そんな佐藤お気に入りのスタジアムは「吹田スタジアム」だそうだ。昨シーズンからガンバ大阪の本拠地となった球技専用スタジアムで、スタンドとピッチの距離が近いことが最大の売り。佐藤はもう7、8回ほど行ったという。まだ行ったことがない記者にとっては、うらやましい限りである。

 初代マネジャーは足立梨花(25)だった。「あだっちーといえばJリーグ」と、すぐにイメージが結びつく方も多いのではないだろうか。スポーツ紙の記者としては、彼女らの存在で、1人でもJリーグファンが増えることを祈るばかりだ。