朝日放送プロデューサーA氏との不倫を14日発売の「週刊文春」に報じられた女優藤吉久美子(56)が、この日夜、羽田空港で会見に応じた。藤吉は涙を何度も拭いながら「軽率な行動でご迷惑をかけ申し訳ございません」と謝罪。A氏との関係については「男女関係はない」と否定した。この日午後には、夫の俳優太川陽介(58)も都内で会見し、藤吉の弁明に納得しているとし、離婚はないことを強調した。

 藤吉は午後11時過ぎ、仕事で滞在していた福岡から羽田空港に到着するなり、報道陣に囲まれた。涙を流しながら「私の軽率な行動でご迷惑をお掛けし、申し訳ございません」と謝罪した。

 「週刊文春」では、A氏と仕事先の宮崎県内のホテルの同室で一夜を共にする様子や、合鍵で都内にあるA氏のマンションに入る様子などが報じられた。

 ホテルでの件は、「疲労がたまっており、マッサージを受けていた」などと説明。合鍵については「(A氏の部屋は)ステージのチラシや招待状の住所録が入ったパソコンが置いてあり、作業場のような場所だった」と話し、あくまで不倫ではないと主張した。

 太川にもA氏を紹介するつもりでいたが、歌手活動に否定的だったため、紹介できないでいたという。「プロデュースをしてもらって、お世話になっている人だったので、何度も紹介しようと思っていた。彼(太川)がステージに来てくれたら紹介しようと思っていた。私は歌うことが好きだったけど、彼はよく思わなかったこともあって、彼に嫌な思いをさせないようにと思って自分で考えてしていたことが、まったく逆でした」と釈明した。

 太川には「こんな妻で申し訳ありません。家族3人で家を守りたい」と謝罪し、すでに和解しているという。藤吉は「彼なしでは生きていけません」とあらためて夫への思いを口にし、離婚はないとした。今後A氏と会うことがあるか聞かれると「ありません」ときっぱりと否定し、強い決意をにじませた。