映画「祈りの幕が下りる時」(福澤克雄監督、27日公開)の試写会が18日、大阪市内で行われ、阿部寛(53)、松嶋菜々子(44)、溝端淳平(28)がサプライズゲストとして舞台あいさつに登場した。

 東野圭吾の小説を原作にした「新参者」シリーズの完結編。阿部扮(ふん)する刑事・加賀恭一郎が自身の母の失踪という過去に向き合っていく。3人は関西では朝の人気ラジオ番組「ありがとう浜村淳です」主催で行われた同試写会にサプライズで登場した。試写会では抽せんで1人に「阿部・松嶋・溝端のサイン入り映画プレスシート」がプレゼントされるというサプライズも。当選した女性は溝端がエスコートをして壇上へ。阿部から握手もプレゼントされた女性は「(阿部は)めっちゃ男前!」「(松嶋は)めっちゃかわいい」「(溝端は)めっちゃ若い」とコテコテの関西弁で印象を語り、会場の笑いを誘った。

 阿部は「8年前にスタートした『新参者』シリーズは皆さんに愛していただいて、今回でついに最後になります。最後、皆さんに一番いいものをお届けしたいという思いで演じました」とあいさつ。

 松嶋は「『新参者』シリーズのファンだったので出演が決まった時は驚き、シリーズの一員になれることに非常に興奮しました。完結するのが残念で、続編があるといいなと思っています」と話した。

 またシリーズを通し松宮脩平を演じてきた溝端は「『新参者』シリーズが始まった当時は20歳で、2010年から今までの8年間、役と一緒に自分も成長したのでシリーズが終わるのは非常にさみしいです。まだまだ阿部さんの隣で事件を解決したいです」と話した。