4日に行われたNFLの王者を決めるスーパーボウルの国歌独唱を前にインフルエンザにかかったことを報告していた米歌手ピンク(38)が、無事に大役を果たした。

 今年はニューイングランド・ペイトリオッツとフィラデルフィア・イーグルスが、ミネソタ州ミネアポリスにあるUSバンク・スタジアムで対決し、全世界で1億人以上が視聴した。ピンクは前日の3日にインスタグラムでハーサルの様子を公開し、6歳と1歳の子供たちからインフルエンザをうつされ、声が出ずに万全の体調ではないと明かしていた。

 「ベストを尽くす」と語っていたピンクは、インフルエンザを患っているとは思えない素晴らしい歌声で会場を盛り上げ、試合はピンクが大ファンを公言しているイーグルスが王者に輝いた。故ホイットニー・ヒューストンが1991年に国歌独唱するのを見て以来、憧れの舞台だったと語っていたピンク。スーパーボウルではこれまでに、レディー・ガガ、ビヨンセ、マライア・キャリーらが人気アーティストが国歌独唱の大役を務めている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)