EXILEのTAKAHIRO(33)が24日、都内で、映画「ウタモノガタリ-CINEMA FIGHTERS project-」公開記念舞台あいさつに出席した。

 同作は6編のショートフィルムを紡いだ作品で、TAKAHIROはその中の「カナリア」で主演を務めている。

 CINEMA FIGHTERS projectはEXILEのHIRO(49)と俳優別所哲也(52)、作詞家小竹正人氏により、歌詞の世界観をショートフィルムで映像化するプロジェクトだ。

 「映画初主演で意気込んで挑んだ作品です」とし、「ほとんどせりふがない中で、どう表現していくのか、役者としてのスタートラインに立たせていただきました」と話した。

 この日、夏帆(26)塚本晋也(58)松永大司監督(43)も登壇した。2人の映画監督に挟まれ、将来的に映画監督デビューを聞かれると「役者として、まだまだ学ぶことはたくさんありますから」としたが、「表現者として自分からアウトプットすることにも挑戦したい。物作りにはすごく興味があるので、いろんなことを学んだ後に、いつかそういったこともできたらなと思います」と前向きさをうかがわせた。

 同作は福島で撮影された。震災後の福島についてTAKAHIROは、「震災体験の話をまるで映画の話のように笑って話す姿を見て、人間の強さを感じた」。夏帆は「あれから7年たっていますが、実際に行ってみて、震災が残した爪痕の深さをあらためて感じました」と振り返り、「忘れてはいけないということを、この作品を通して伝えられればと思います」と語った。