韓国の6人組ガールズグループ「GFRIEND(ジーフレンド)」が10日に日本初シングル「Memoria/夜」を発売し、11日に都内で発売記念イベントを行いました。

同曲のミュージックビデオがYouTube公開後、2週間で300万回再生を突破する人気ぶり。だからか、発売の翌日なのに、集まった約2000人のファンは、歌唱に合わせて一緒に口ずさんでいました。その熱気を目の当たりにすると「韓流ブームの再燃」という言葉が頭に浮かんできます。

イベント中には、今月4日に21歳の誕生日を迎えたばかりのユジュをケーキでサプライズ祝福。司会者が「バースデーソングを歌おう」とファンに促すと、何人もが韓国語で歌っていました。これにはメンバーたちも「えーっ」とビックリ。すごく感激していましたが、記者も驚きました。客席を見回しましたが、その人数からいっても韓国語で歌唱しているのは、日本で生まれ育った韓国の人だけじゃないと判断しました。憧れのスターの母語を勉強したいと、韓国語のマスターに励んでいる人もかなりいたと思うのです。

そういえば、BTS(防弾少年団)のアルバム「LOVE YOURSELF 結 ‘Answer’」が9月17日付のオリコンランキングで1位を獲得しましたが、これは輸入盤、つまり韓国語のアルバムでした。「音楽には国境がない」といいますが、韓流ブームの流れに乗って、韓国語学習熱が盛り上がっていることを実感します。

70年代後半に、「銀河鉄道999」などのヒット曲で知られるゴダイゴが英語詞で歌うのに影響を受け、当時、英語に興味を持った小中学生が大勢いたことを思い出しました。実は、記者もその1人。残念ながら、まったく身についていませんが…。