俳優舘ひろし(68)と神田正輝(67)が7日、都内のNHKで、ダブル主演するBSプレミアムドラマ「クロスロード3 群衆の正義」(12月2日スタート、日曜午後10時、全4回)の会見を共演の志田未来(25)神田穣(23)と行った。

舘が刑事を、神田が元新聞記者のジャーナリストを演じ、反目しながらも真実を追う作品。これまで2作が放送され、今回がシリーズ3作目でネット社会の闇がテーマ。

舘は「ネット社会の闇を暴く物語ですが、どこが闇だがよく分からない状態」と報道陣を笑わせた。また「ネットのことが全く分からないが、分かったふりをして捜査している私を見てほしい」とも。さらに「SNSとか、みんな顔が見えない状態でいろんなことを発信するのが怖い。ネット社会は怖い世界」と語った。一方で「顔の見えない怖さがこのドラマの肝になっている気がする」とPRした。

神田もネット社会について舘ひろしに同感とし「そのとおり。顔が見えないのが怖い。ネットに疎遠な世代。あまり詳しいことを聞かないで」と笑った。また報道の世界から身を引いた役を演じることで「衣装さんにお願いをしてデブに見えるように頼んだ。服の中に詰め物をしたりした。ていたらくで仕事をあきらめた中年になるかと思って頑張った」と役作りについて明かした。

一方、舘は志田について「13年TBS系ドラマ『なるようになるさ。』で共演以来、お芝居の師匠と呼んでいます。ご出演いただき、心強い。神田も引っ張られていい芝居をしていると思う。自分も志田君が来てくれただけで自分のお芝居がうまくなった気になっちゃって」と持ち上げた。

志田は「舘さんと愛のあるいじりや神田さんの優しく包み込むオーラに助けられました」とあいさつした。また神田穣とのラブシーンに注目してほしいとPRした。9月に志田は古くからの友人の一般男性との結婚発表後、初めて報道陣の前に姿を見せたが私生活に触れることはなかった。

神田穣は「この作品の第2弾で俳優デビューし、3にも呼んでいただき、1年半ぶりということで緊張していましたが、共演者やスタッフの方に助けていただき成長した姿を見せられるかなと思う」とPRした。