米歌手アリアナ・グランデ(25)が7日、米音楽雑誌ビルボードが選ぶ今年の「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」に選ばれた。

米音楽業界でその年に最も輝いた女性アーティストに贈られる賞で、過去にはレディー・ガガやマドンナらそうそうたるスターたちが受賞している。

グランデが今年8月にリリースした2年ぶりの新アルバム「スウィートナー」は、リリースから1週間で23万1000枚相当の売り上げを記録し、ビルボードチャートで1位を獲得。来年は新作アルバムを引っ提げた世界ツアーを行うことも決まっている。

音楽活動以外でも、今年3月には銃規制を訴えるデモ行進に参加した他、SNSで人権問題などに関しても発信を続けている。「若い女性が強くあることに多くの場合寛容ではない世の中において、常に自分や自身の判断のために立ち向かっている」と同誌は選考理由を語っている。

私生活ではスピード婚約したコメディアンのピート・デビッドソンと電撃破局したり、元恋人のマック・ミラーが急逝するなど波瀾(はらん)万丈の1年だったが、元恋人4人の実名を出して「元彼に捧げる曲」として「サンキュー、ネクスト」を電撃リリースするなど話題に事欠かない1年でもあった。授賞式は12月6日にニューヨークで行われる。(ロサンゼルス=千歳香奈子)