女優安藤サクラ(32)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「まんぷく」(午前8時)の9日に放送された第35話の平均視聴率が21・7%、10日放送の第36話が20・7%(ともに関東地区)だったことが12日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は初回の23・8%。

同ドラマは、インスタントラーメンを開発した日清食品創業者の安藤百福(ももふく)仁子(まさこ)夫妻をモデルに、戦前から高度経済成長時代の大阪で懸命に生き抜く夫婦の苦労と成功の「敗者復活の物語」が描かれる。

脚本は大河ドラマ「龍馬伝」や、ヒットドラマの「HERO」「ガリレオ」などを手がけた福田靖氏(55)、チーフ・プロデューサーは、福田氏と「龍馬伝」でもともに仕事をした真鍋斎氏(50)が担当する。

また全編ナレーションを女優芦田愛菜(14)が務め、DREAMS COME TRUEが朝ドラで初めて2度目(1992年放送の「ひらり」の「晴れたらいいね」以来で26年ぶり)の主題歌を担当する。

あらすじは、萬平(長谷川博己)ら塩作りの準備作業が続く中、14人の男たちは少ない食事や慣れない作業でいらだちケンカ騒動に。そこに追い打ちを掛けるように鈴(松坂慶子)が過労で倒れた。萬平は空気を変えてくれる明るい性格で手伝いしてくれる人を雇おうと福子(安藤サクラ)に相談した。福子は克子(松下奈緒)の所へお手伝いをしてもらおうと向かった。すると姪っ子で女学生のタカ(岸井ゆきの)が週末だけの条件でかってでてくれた。その日から手伝いを始めたタカ。すると家の中は一変、いらだちを見せていた男らは以前とは違った雰囲気に変わった。

そして、塩作りの準備が整い本格的に製塩をはじめた。しかし初めてできた塩の量の少なさに男らはガッカリ。福子は以前に味の薄いラーメンを出していた食堂に、出来上がった塩をあげようと提案。店長はその塩で昔作っていたラーメンを萬平や男らに振る舞った、という内容だった。