スキマスイッチが11日、横浜アリーナでデビュー15周年記念ライブを行った。同所では初の単独ライブで、03年のデビュー曲「view」や代表曲「奏(かなで)」、ドラマ「おっさんずラブ」主題歌で、ミュージックビデオ(MV)がiTunesのMVチャート1位を獲得するなどヒットした「Revival」など21曲を披露して、1万4000人を魅了した。

15年間、常に挑戦をつづけてきた。この3年は、カバーライブや、小田和正、奥田民生ら他のアーティストをプロデューサーに迎えたリアレンジアルバムの発売などしてきた。今回のライブでは、全編を会場のファンが携帯電話で写真、動画撮影できる試みを実施。大橋卓弥(40)は「おもしろいことをやりたいと、ずっとやってきた。お祭りということで自由に撮ってもらって、ぜひ今日来られなかった人にも、お土産を持って帰ってください」。

ファンは生のライブを楽しみながら、花道で近くを通る2人を撮影するなど、大盛り上がり。大橋も「実験的にやってみましたけど、やってよかった」と笑顔を見せて、自らもステージ上からファンの様子を動画でスマホに納めた。

節目を迎え常田真太郎(40)は「続けることが1番難しいと言われたことがある。今、その言葉をかみしめています」と感慨深げ。大橋も「正直にやってきて、今これだけの人が来てくれるのがうれしい。20年、30年と走っていきたい」と話した。【大友陽平】