俳優新井浩文容疑者(40)が1日、自宅で女性に乱暴をした疑いで、強制性交容疑で警視庁に逮捕された。この日、警視庁は東京都世田谷区の自宅を午前中から捜索し、任意で事情聴取した。事実関係を認めているという。

捜査関係者によると、新井は昨年7月1日午前2時ごろ、派遣型マッサージ店の30代女性従業員に乱暴した疑いが持たれている。女性がその後、世田谷署に被害届を提出した。

新井の所属事務所は「本人と接触しておらず、警視庁の捜索を受けたかどうかも含めて事実確認中。何も答えられない」としている。

 

◆新井浩文(あらい・ひろふみ)1979年(昭54)1月18日、青森県生まれ。01年に映画「GO」で俳優デビュー。05年に映画「ゲルマニウムの夜」で単独初主演のほか、「松ケ根乱射事件」「赤い季節」などで主演。ほか「宇宙兄弟」「アウトレイジ ビヨンド」「寄生獣」「銀魂」など出演多数。15年に「百円の恋」で日本アカデミー賞の優秀助演男優賞。連続ドラマは13年、NHK「書店員ミチルの身の上話」に出演のほか、「下町ロケット」「真田丸」「就活家族~きっと、うまくいく~」「フランケンシュタインの恋」など、バイプレーヤーとして知られる。181センチ、血液型A。

 

◆強制性交等罪(きょうせいせいこうとうざい) 刑法第177条。男性が加害者、女性が被害者という前提の「強姦罪」の名称と内容が改正され、17年7月に施行。13歳以上の者に対し、暴行又は脅迫を用いて性交、肛門性交又は口腔性交をする強制性交等の罪。5年以上の有期懲役に処せられる。13歳未満の者に対し、性交等をした者も、同様とされる。