10日に最終回を迎える日本テレビ系連続ドラマ「3年A組-今から皆さん、人質です-」(午後10時30分)に出演中の川栄李奈(24)がこのほど、日刊スポーツの取材に応じた。

同ドラマは、卒業まで残り10日間となった高校を舞台に、菅田将暉(26)演じる美術教師の柊一颯(ひいらぎ・いぶき)が、生徒29人に「今から皆さんは、僕の人質です」と宣言し、ある真実と向き合う姿を描く学園ミステリー。

菅田と生徒たちの迫真の演技や、先の読めないストーリーが話題を呼び、視聴率は第5話に10・4%を記録して以降、第6話は11・7%、第7話は11・9%、第8話は12・0%、3日放送の第9話は12・9%(いずれも関東地区、ビデオリサーチ調べ)と5話連続で上昇中。最終回にも注目が集まっている。

同ドラマで、事件の鍵を握るフェイク動画をネットに流出させるも、一颯の思いを受けて心を入れ替える宇佐美香帆役を演じる。これまでNHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」など女優として数多くの作品に出演し、TBS系ドラマ「ごめんね青春!」など学園ドラマにも出演してきた川栄にとっても「3年A組」の撮影は、「本当に毎回刺激的で、共演者の方々の熱量やパワーで、自分も背中を押してもらえた」という。

生徒役には、永野芽郁(19)をはじめ、今田美桜(22)福原遥(20)ら、今後の活躍が期待される実力派女優が顔をそろえた。

「みんな前室では楽しく話していたり和気あいあいとしていましたが、いざ現場に入ると目つきが変わりみなさんのお芝居に対する愛情をたくさん感じました」

さらに「人見知りで、普段は自分からコミュニケーションを取るのが苦手なのですが、今回は年下の子たちがたくさんいたので、自分から話しかける機会が増えました。会話することによって役柄でも息が合ってきたりと、プラスなことがたくさんあって、今後も自分からコミュニケーションを取りにいこうと思います」と刺激を受けた。

犯人は誰なのか、真相は-。そして、どんなエンディングを迎えるのか。「一颯先生が何を伝えたかったのか、その全貌が明らかになり、目を離せない最終回になっています。このドラマを通して、今を生きることの大切さをもっと実感していただければなと思います」と話した。