困窮する子どものよりどころを舞台にした映画「こどもしょくどう」(日向寺太郎監督)が23日公開され、都内で舞台あいさつが行われた。

子役に囲まれた常盤貴子(46)は「こういう映画が満員になるのは感激ですが、実はあいさつ用の靴を忘れまして、急きょメークさんのを借りております」と笑顔で明かした。吉岡秀隆(48)も「今日はとっても寒いですけど、なぜかここは温かい。映画を見終わった方の心の温かさだと思って、とってもうれしいです」とヒューマンタッチの作品に手応えを感じていた。

藤本哉汰(15)鈴木梨央(14)浅川蓮(14)古川凜(8)田中千空(9)と子役5人も顔をそろえ、主演の藤本は「スタッフも共演者の人も(指導は)はっきり言うけど、とっても優しかった」と振り返った。子役出身の吉岡は「みんなしっかりしている。僕がこのくらいの頃は毎日泣いていましたから」と苦笑した。